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豆知識

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楽焼の仕方(園児・学童の作品の場合)

  1. 作品作り
    楽焼粘土で作品を作ります。粘土の塊の状態や、ぶ厚すぎる作品は乾燥や焼成時のトラブルになるので、避けましょう。
  2. 乾燥
    この段階は非常に重要です。まず製作した作品を室内・日陰で3日ほど置いて、大体の水分を飛ばします。作品が白くなったのを確認し、晴れた日を見計って1週間ほど天日干しさせます。(冬場は2週間程度)
    乾燥の方法といたしまして、天日干しした作品を手で触ったとき、冷たいと感じるときはまだ未乾燥です。暖かいと感じれば乾燥した状態です。
  3. 素焼
    作品に釉薬をかけるため素焼をします。750℃~800℃で素焼をします。(素焼の方法については窯など諸条件により変わってきます。)この工程に4~8時間かかります。窯だしまでは冷却時間が必要ですのでさらに数時間かかります。素焼の段階で急熱・急冷は避けてください。ヒビが入ったり破損します。
  4. 下絵付け
    弊社 楽焼絵具に水を4~5割加えて薄めます。薄めた絵具で素焼した素地に筆などで描きます。
    出来る限り薄く描きます。濃くしたい部分は2~3回重ね塗りをします。
  5. 施釉
    弊社 楽焼用釉薬に水を2~3割加えて薄めます。下絵付けをした作品に楽焼用釉薬(透明釉)を施します。先程薄めた楽焼用釉薬を良く攪拌してから器に移し、作品にひしゃく・霧吹き等でかけます。色絵具を施した作品には、筆・ハケ等で塗ると絵具をひっぱる可能性があるので避けてください。棚板に付く部分は水を含んだスポンジで釉薬を拭き取ります。施釉は厚さ1㎜程度付着させます。釉薬も出来るだけ薄く施します。目安は下絵具の模様が隠れる程度です。色釉薬の場合は通常、下絵付けは行いません。施釉方法は楽焼用釉薬と同じです。
  6. 焼成
    施釉した作品が乾燥したら焼成を行います。生徒作品の場合は、通常の焼成のように、作品を窯詰めして、800℃~900℃前後まで上げて10分程度維持し、徐々に温度を下げていきます。陶芸作品のように味や雰囲気を求める場合は、急熱・急冷・モミガラに入れるなどの別の方法がございます。
  7. 窯出し
    作品が完全に冷めたら、いよいよ窯出しです。有名な陶芸家もこの時が一番緊張して、また一番楽しい一瞬だと言います。キレイな作品はできましたか?

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